【番外編】航空輸送や車載用

暮らし 写真:飛行機の写真お客様より、航空輸送や車載用として、身動きの取れないサイズを選ぶよう、アドバイスされましたが、どうしたら良いですか?と頻繁にお問合せを頂きます。

この場合、航空輸送と車載では、内部に滞在する時間が異なるという点と、近くにオーナー様がいるかいないか、という違いがある事をお考え頂くと宜しいかと思います。航空輸送では、国際線では手続き、預託から離陸、その後通関、引き取りまでの間を想定 すると、どの国向けであっても相当な時間数をクレート内で過ごすことになります。同乗せずにワンさんのみを空輸する場合には、それ以上の時間がかかりま す。

その間、慣れない音や、振動などがあっても、身動きすらできないほど狭い場所では、パニックを起こさずにいられる子はそれ程多くはないと思います。一度無理な体勢で向きを変えてしまったら、水も飲めなくなってしまう可能性もあります。広いと踏ん張れ ないという『説』もありますが、常識の域を逸した大きなサイズを選ばない限りは、狭くても、多少余裕があっても、実際に犬を中に入れてクレートを揺らすという実験をしても、さほど差は無い様に思えました。

また、航空会社の規定にもよりますが、ほとんどの場合航空輸送では犬のサイズに対してのクレート サイズの比率が決まっています。この規定は一部米国系航空会社が常識はずれに大きなサイズを規定としており、それ以外の航空会社はほぼ理に適った比率を示 していますので、ご利用予定の航空会社の規定をご参考になさっても宜しいかと思います。