ブラッシングの目的は、コートの艶を出したり、絡みや毛玉を取ったり、毛並みを整えることばかりだと思われがちですが、最も大きな目的は肌をマッサージすることにあります。
肌をマッサージして適度な刺激を与えることで、皮膚の状態を整え 、血行を促進し、皮脂を循環させて、より健康な肌を目指すことにあるのです。また、皮膚のマッサージ以外にも、コミュニケーションの一手段としてもとても有効です。
間違った方法でのブラッシングをしたり、質の悪いブラシを使用したり、長期間お手入れを欠かさない限り、ブラッシングはとても気持ちの良い時間をワンさんに提供することが可能です。
■ 皮膚と被毛をやさしくマッサージするラバーブラシ (A&Y DOGGY取り扱い商品) | ||||
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【レクタングル】 < 長毛向け > |
【オーバル】 < 短毛向け> |
【カーリー】 < カール、ワイヤーヘア 向け > |
ラバーブラシ <毛質を問いません> |
ブラッシングの最大の目的が肌をマッサージすることにある以上、肌を傷つけない構造を持ち、且つ肌までしっかりと届く適度な長さのピンを持つことが重要です。
また、グルーミングタイムがコミュニケーションを取り、ワンさんとの信頼関係を作ることに貢献するためには、ストレスをかけたり、痛みを与えない方法でブラッシングする事も重要です。
ここでは、A&Y DOGGY の上記2点に関する、ブラシ選びのワンポイントアドバイスをご紹介させて頂きたいと思います。
肌を傷つけない構造のブラシとは、ピンの刺さっている部分にクッションがある構造をしています。また、クッションがあっても、ピンを指で押してみた時にピンがクッションの中に沈み、またピンを指で左右に動かすと円を描くようにスムースに動きます。(ピンブラシの場合) スリッカーブラシの場合には、ピンブラシの様にピンが大きく沈んだりはしませんが、ピンの刺さっている部分にクッションが入っているものは、そうでないものよりも肌を傷つけにくい構造になっています。
通常、肌まで届かない程ピンが短いブラシというのはあまり存在しませんが、長すぎるピンを持つブラシというのが多く存在します。ペンの上の方を持って、字を書いて見るとよく分かりますが、とても書きづらくペン先にかかる力をコントロールしにくいと思います。
ピンにも同じことが言え、ピンが長すぎる場合には扱いにくく力加減がしにくい為に、肌に不必要な痛みを与えてしまうことがあります。
まずはブラシでご自身の腕の内側など皮膚の柔らかい部分をブラッシングして、力加減を調整することをオススメ致します。犬の皮膚は人間よりもずっと薄く、外部からの刺激にとても弱いので、自身の柔らかく薄い腕の皮膚で試してみると、意外に相当痛かったりします。
特に小さな子は、体が小さく大きなブラシで乱暴にブラッシングされれば、当然ストレスになりますし、咬み付いたり、威嚇することでSOSを出さざるを得なくなってしまう子もいます。逆に大きな子は、痛みをこらえてしまい、オーナーさんが気付いたときには皮膚がボロボロになってしまっている事もあります。
それぞれの子の毛質やブラシのタイプにもよりますが、指2本で軽く挟む程度で大抵の場合は十分なのです。