vol4.カルシウムビネガー

卵とリンゴ酢のイラスト

卵殻に含まれるカルシウムは炭酸カルシウムなので、手軽ですが消化器のpHに影響を与えてしまう他、そもそも吸収があまりよくありません。

 

炭酸カル シウムには吸収性の悪さを利用して、過剰なリンを吸着させて排出するという応用的な使用方法もありますが、ここでは卵殻を使って、お手軽で吸収率のそこそこ良いサプリメント(あまり吸収が良すぎるのも問題となりますので)を作る方法をご紹介します。

 

既にカルシウム:リンのバランス取りがされている一般のドライフードへのカルシウム添加はお勧めできませんが、肉主体の手作り食や、骨無しの肉類をトッピングする際のカルシウムとリンのバランス調整に役立つ、アイテムです。

 

炭酸カルシウムの様に吸収が悪いわけではなく、乳酸カルシウムの様に吸収が良いわけでは無いので、使いやすいです。
米酢などでも出来ますが、リンゴ酢は溶解度、栄養価が高く、割合に嗜好性も良いのお勧めです。

●材料

・卵殻
リンゴ酢

 







●作り方

【1】 卵殻をよく水洗いし、ビン(容器)に入れたリンゴ酢の中に入れます。急ぎの場合には、ミルサーで粉末にしてから入れてください。

【2】 ビンにはフタをせずに、サランラップなどをかけて輪ゴムなどで留め、上部に楊枝などで穴を開けて置きます。

【3】 冷蔵保管をして、翌日から液体部分のみをスプーン小匙1~2杯程度を目安にプラスして与えます。
※溶解させた卵殻の重さ×95%程度が、作ったカルシウムビネガーに含まれるカルシウム量です。