クレートトレーニングの目的

暮らし 写真:デデ店長(ゴールデンレトリーバー)が寝ている写真クレートトレーニングとは、『クレートの中でおとなしくしていることを教えること』と勘違いしてしまいがちですが、犬が穴倉生活をする習性があることから、

クレートを穴倉に模し、『安心でき、快適な場所を提供すること』が目的です。

クレートが真に安心できる場所になった時、その副産物として、クレートの扉を閉めても、暴れたり、鳴いたりせずに、中で過せる様になるのだと思います。

 

【クレートトレーニングで可能になること】 

安全確保

仔犬期に、監視できない時に部屋の中を自由にさせておくのはとても危険です。就寝時や、留守の時、監視していることが不可能なときに、誤飲や誤食、感電等から仔犬を守り、安全確保をすることがクレートトレーニングによって可能になります。

精神の安定

かわいそう…と考えるかもしれませんが、クレートトレーニングが分離不安や権勢症候群(リーダーシップの逆転)等の、精神的トラブルを回避するのに、有効であることからも、精神の安定に大きな役割を果たしていると考えられています。

航空輸送

一生に一度も経験しない犬も多いかもしれませんが、航空輸送、特に国際線での航空輸送が出来るのは、一部のプラスチッククレートのみです。

 

 

仔犬から始めるか、成犬から始めるか

クレートトレーニングを始める際、仔犬から始めるか、成犬から始めるかはとても重要です。
なぜなら、仔犬から始める場合と、成犬から始める場合では、トレーニングする際の注意点やポイントが根幹から異なるからです。

良く、『じっくり、ゆっくりクレートトレーニング』という話を聴きますが、仔犬から始める場合、『じっくり、ゆっくり』はハッキリ言って現実的ではありません。24時間仔犬を監視している事は不可能ですし、ただでさえ、トイレ、甘咬み、いたずら、大運動会…と、元気いっぱい、手間もいっぱいな時期に、オーナーさんがストレスを溜めてしまうのは、決してお互いにとって良いことでは無いと思います。

また、多くのご家庭では仔犬を『迎えた正にその日の夜からの安全確保』が必要だと思います。寝ている間に、コードを齧り感電…、ソファテーブルの上の灰皿からタバコを誤飲…、起きたら部屋中オシッコだらけ…なんてことになりかねないのですから。

ですので、仔犬から始める場合、短期集中が基本かと思います。

成犬の場合、クレートトレーニングをすること自体はもちろん可能ですが、そもそもの環境適応能力が仔犬に比べて下がっている他、これまで育ってきた環境、その生活形態、トラウマなどを考慮すると、当然時間がかかる事が多くなります。

それまでの間、室内で生活してきているのでしたら、航空輸送の予定でもない限りは、じっくり、ゆっくり、ストレスをかけずに、が良いと思います。特に分離不安がある場合は、慎重に慎重を重ねて、ゆっくり慣らしてあげて下さい。