犬は虫歯になりにくいって本当?

私たち人は歯磨きをしないと虫歯になりやすい体質ですが、犬は虫歯になりにくい体質です。

というのも虫歯は口腔内の細菌が食べ物のなどに含まれる糖質から酸を作り出し、口腔内が酸性に傾くことで起こりやすくなるのですが、食べる前の口腔環境は人が弱酸性なのに対し犬はアルカリ性と、口腔環境自体がもともと虫歯になりにくい性質だからです。


虫歯ができるまでの図

 

さらに人の唾液中には食物中のデンプンを糖に分解するアミラーゼという酵素がありますが、犬の唾液中にはほんのわずかにしかアミラーゼがありません。そのため口腔内でデンプンが糖に分解されにくく酸が作られにくいのです。

また犬の歯は人と比べると鋭く尖った形状をしているため細菌がたまりにくいことも、虫歯になりにくい要因と考えられています。

 

〈犬が虫歯になりにくい理由〉
1.口腔内がアルカリ性  2.唾液中にデンプンを分解する酵素アミラーゼがほとんどない  3.尖った歯の形状から細菌がたまりにくい

 

しかしここで注意していただきたいのは、虫歯になりにくいからといって歯磨きをしなくても良いということではない、ということです。犬は確かに虫歯になりにくい性質ですが、歯周病にはなりやすいという性質があります。ですので歯周病を防ぐためにも歯磨きは必要なのです。

次は歯磨きをしないと怖い“歯周病”に関するお話です。