見えない部分もしっかりサポート!内側からのナチュラルホームケア

外耳炎になってしまった場合には、外側からのケアとともに体の内側からのケアも大切です。
内側からのケアは目に見えない部分ですので関係ないように思われるかもしれませんが、食事や運動、環境などを見直し、体質を改善をすることで外耳炎の症状を和らげることが期待できます。

特にアレルギー持ちのワンさんや脂漏症のワンさんが外耳炎を発症している場合は、自らの体質が大きく関わっていることが多く、さらに慢性化しやすいため内側からのケアが大切になります。
中でも毎日の食事は体を作る基礎となりますし、比較的取り組みやすいかと思いますので以下にご紹介させて頂きたいと思います。
またアレルギー特集も是非参考になさってみてください。

 

食事の脂質構成を見直す

不飽和脂肪酸を多く含む肉のイラスト:牛肉などの赤身肉、鶏肉などの白身肉、お魚のお肉脂質というのは大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、食事の際にはこれらの脂質構成がとても大切になります。 (詳しくは脂肪酸基礎知識をご覧下さい)

肉の脂、中でも赤味肉の脂に多く含まれる飽和脂肪酸は、体内で炎症を起こす物質になり、逆に魚の油分や植物性オイルに多く含まれる不飽和脂肪酸は体内での炎症を収める役割を果たしています。
中でも不飽和脂肪酸のオメガ3必須脂肪酸とオメガ6必須脂肪酸は体内で合成することができない必須脂肪酸のため、食物で摂取しないとどうしても不足しがちになりますので、それらを意識的に摂取することで脂質のバランスが改善され炎症を抑えることにつながります。

また皮膚の表面にあるバリアー機能にはオメガ6必須脂肪酸のリノール酸がかかわっているといわれており、さらにオメガ6必須脂肪酸のリノール酸はマラセチアによる炎症が抑えられるとの見方もあります。そのためリノール酸を多く摂取できるよう気を配ることで、個々のワンさんによって違いはあるかと思いますが体質改善が期待できるかもしれません。

しかしここで気をつけなければならないのは、オメガ6必須脂肪酸はどちらかというと過剰になりやすい傾向にあり、オメガ3必須脂肪酸とのバランスによって効果が発揮されるということです。(現代ではオメガ6必須脂肪酸が過剰になりすぎたが故に炎症を引き起こしていることも少なくありません。)
よってオメガ3必須脂肪酸にもしっかりと気を配って摂取することが大切になります。またオメガ3必須脂肪酸は摂取する機会が少なく不足傾向にあるため、オメガ3必須脂肪酸をしっかりと摂取することが脂質のバランスを改善するポイントとなります。

以下にお食事の際のポイントをいくつかご紹介させて頂きますので、ご愛犬のご様子を見ながら試されてみてはいかがでしょうか。

 

POINT1:魚系のフードを取り入れる

 

POINT2:脂質が少ないフードとオイルで調整

このお食事のポイントは、低脂質のフードワイソン アナジェンワイソンソイノゴンカリフォルニアナチュラル グレインフリー チキンカリフォルニアナチュラル グレインフリー ラム)をベースとし脂質調整のためオメガ3必須脂肪酸のオイル(サーディンオイル有機亜麻仁油)をプラスするということです。
もともとフードに含まれている脂質(その他タンパク質なども同様です)は体質に合わせて取り除くことができませんが、少ない分にはプラスすることで調整できますので改善が期待できるかと思います。

※低脂質で全体的に成分値が低めのフードですと、プラスした脂質の分もバランスがとれ宜しいかと思います。

 

POINT:オイルのコンビで炎症を抑える

お食事の際にオメガ3必須脂肪酸を含むオイルとオメガ6必須脂肪酸を含むオイルを一緒にとることで、脂質のバランスを整え炎症緩和を目指します。

例えば…
サーディンオイルルリジサ油
亜麻仁油ルリジサ油
という組み合わせでお食事の際に加えられてみてはいかがでしょうか。

上記の組み合わせに使用しているルリジサ油は、オメガ6必須脂肪酸のひとつであるγリノレン酸を多く含んでおり、このγリノレン酸は強力な炎症緩和作用を持っています。ただ、先に述べたようにオメガ6必須脂肪酸とオメガ3必須脂肪酸はバランスがとても大切ですので、ルリジサ油だけでなくオメガ3必須脂肪酸を多く含むサーディンオイルや亜麻仁油を一緒に摂取することが必要です。